手足口病が警報レベルに!知っておきたい初期症状・家庭での予防法と受診の目安
2026/07/11
2. 手足口病の主な症状と見分け方の目安
厚生労働省などの公的情報によると、手足口病は「手・足・口の中」に特有の症状が現れるウイルス性の感染症です。一般的な風邪や、他の夏風邪(ヘルパンギーナやプール熱など)とは、以下のような違いが指摘されています。
◎水疱(水ぶくれ)を伴う発疹:
手のひら、足の裏、足の甲、お尻、膝などに、2〜3mm程度の米粒大のやや白い水疱が現れます。一般的にかゆみや痛みは少ないですが、時に軽い痛みを伴うことがあります。
◎口の中の粘膜症状:
頬の裏側、舌、唇の裏などに小さな水疱ができ、これが破れると痛みの強い潰瘍(口内炎のような状態)になります。
◎発熱:
発熱がみられるのは全体の約3割程度とされています。多くは37〜38℃台の比較的低い熱で、1〜2日で下がることがほとんどです。
3. 家庭でできる感染経路に応じた予防対策
手足口病の原因となるウイルス(コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなど)には、根本的な治療薬やワクチンがありません。そのため、日頃の予防が極めて重要になります。
主な感染経路は、飛沫感染、接触感染、そして便の中に排出されたウイルスが口に入る「糞口(ふんこう)感染」です。
◎流水と石けんによる丁寧な手洗い:
外出後、食事の前、トイレの後などはもちろん、特に「おむつ交換の後」は入念に石けんで手を洗ってください。
◎タオルの共用を避ける:
家族間でも手拭きタオルの共用は避け、使い捨てのペーパータオルを使用するか、個人ごとにタオルを分けましょう。
◎適切な排泄物処理:
おむつを交換する際は使い捨て手袋を着用し、便に触れないよう注意してください。また、症状が治まった後も、便からは数週間ウイルスの排出が続くため、しばらくの間は丁寧な手洗いを継続することが大切です。
4. 自宅でのケアと「小児科など医療機関」へ相談すべき目安
お子さまが手足口病と診断された場合、あるいは疑わしい場合は、ご自宅で以下の点に注意して経過を観察してください。
自宅ケア:食事・水分の摂り方
口の中の痛みが強いと、食事や水分を拒むようになり、脱水症状を起こしやすくなります。
◎刺激物(酸味の強いジュース、塩気の強いもの、熱いもの)は避けます。
◎のどごしが良く、冷たいもの(麦茶、冷ましたスープ、プリン、ゼリーなど)を少量ずつ、こまめに与えてください。
【重要】速やかに小児科・医療機関を受診すべきサイン
手足口病は基本的には自然に回復していく疾患ですが、ごくまれに髄膜炎や脳炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。お子さまに以下のような様子が見られる場合は、迷わず速やかに小児科などの医療機関を受診してください。
・高熱が2日以上続く
・何度も嘔吐する、水分が全く摂れずおしっこが出ない
・視線が合わない、ぐったりして活気がない、呼びかけへの反応が鈍い
・呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている
・頭痛を激しく訴える
【本コラムに関する免責事項】
本コラムに掲載されている情報は、厚生労働省や国立感染症研究所などの公的機関が発信する一般的な情報に基づき、地域のみなさまへの注意喚起および健康啓発の一環として提供しているものです。
当院(カイロプラクティック院)は医療機関(病院・診療所)ではなく、本記事の内容は特定の症状に対する医学的な診断、治療、または特定の医療行為を推奨・保証するものではありません。
万が一、手足口病などの感染症が疑われる症状や急な体調不良がある場合は、自己判断をなさらず、必ず小児科や内科などの専門の医療機関を受診してください。
本コラムの情報に基づいて生じた、いかなるトラブルや損害に対しても、当院は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。最新の情報や詳細な病状については、専門の医療機関や公的保健機関にご確認いただきますようお願い申し上げます。

