マイグネテスト Maigne's Test
2026/02/02
マイグネテスト
Maigne's Test
このテストは、頸椎のスラスト(矯正)や激しいストレッチを行う前に、脳へ血液を送る椎骨動脈(VBI: 椎骨脳底動脈不全)が圧迫されていないかを確認するために行われます。
目的
頸部を回旋・伸展させた際に、反対側の椎骨動脈が物理的に圧迫され、めまいや意識消失などの症状が出ないかを評価します。
検査手順
姿勢: 患者は端座位(椅子に座る)または背臥位(仰向け)になります。
動作: 検査者は患者の頭部を保持し、最大限に後屈(後ろに倒す)させ、さらに左右どちらかへ最大回旋させます。
保持: その姿勢を15秒〜45秒間保持します。
観察: 保持している間、検査者は患者の目(眼振の有無)や表情、意識状態を注視し、問いかけを続けます。
陽性所見と解釈
以下の症状(いわゆる「5D 3N」の一部)が現れた場合、陽性と判定されます。
めまい(Dizziness)
吐き気・嘔気(Nausea)
眼振(Nystagmus): 目が勝手に左右に揺れる
複視・視覚障害: 物が二重に見える、視界が暗くなる
構音障害: 言葉がうまく出ない
【臨床的注意】 陽性の場合、頸椎の徒手矯正(ポキポキ鳴らす手技)は脳卒中のリスクを高めるため、絶対禁忌とされます。


