つり革を掴むとしびれる…その原因を特定する「ライトテスト」とは?
2026/04/02
つり革を掴むとしびれる…その原因を特定する「ライトテスト」とは?
手のしびれ改善への第一歩。ライトテストの目的と当院の施術方針。
「つり革を掴むと腕がしびれる」「洗濯物を干すときに肩周りが重だるい」といったお悩みはありませんか? このような症状がある場合、肩周りの筋肉の緊張などによって、神経や血管の通り道が狭くなっている可能性があります。
当院では、お身体の状態を詳しく把握するための一つの指標として、「ライトテスト」という徒手検査を行っています。
ライトテストとは?
Wright's Test
ライトテストは、腕を上げた際に起こる変化を確認する検査です。 主に、胸の小胸筋(しょうきょうきん)という筋肉の周辺で、神経や血管が圧迫されやすい状態にないかをチェックします。
当院での確認手順
検査は非常にシンプルで、お体に負担の少ない形で行います。
1.姿勢の確認:椅子に座った状態でリラックスしていただきます。
2.腕の挙上:腕を肩の高さまで広げ、外側にひねりながら、耳の横の方までゆっくりと持ち上げます。
3.変化の観察:この姿勢を保持したときに、手首の脈拍の変化や、普段感じているしびれ・違和感に変化が出るかを確認します。
検査でわかること
腕を上げたときに脈が弱くなったり、いつものしびれが再現されたりする場合、胸の筋肉の緊張が強くなっていることが推測されます。
ただし、このテストは健康な方でも反応が出ることがあるため、当院ではライトテスト単体で判断するのではなく、姿勢の分析や他の検査、カウンセリングと組み合わせて、お一人おひとりの原因を多角的に分析します。
院長からのアドバイス
「胸郭出口症候群」と言われるような症状は、日々のデスクワークやスマートフォンの操作による「巻き肩」などの姿勢習慣が大きく影響しています。
当院では、ライトテスト等の結果に基づき、硬くなった筋肉へのアプローチだけでなく、骨格のバランスを整え、再発しにくい体づくりをサポートいたします。「自分も当てはまるかも?」と不安に思われた方は、ぜひ一度ご相談ください。
3つの検査でわかること
ライトテスト、アドソンテスト、肋鎖テスト
胸郭出口症候群には代表的な3つのテストがあります。
神経や血管が圧迫される「場所」によってタイプが分かれます。当院では以下のテストを組み合わせ、どこに根本的な原因があるのかを特定していきます。
| 検査名 | 腕や首の動き | ターゲット(原因部位 | 主な特徴 |
| アドソンテスト | 首を後ろへ反らし、横を向く | 首の横(斜角筋間隙 | 首の筋肉(斜角筋)の緊張による圧迫を確認します。 |
| 肋鎖テスト | 胸を張り、肩を後ろへ引く | 鎖骨の下(肋鎖間隙 | 鎖骨と第一肋骨の間が狭くなっているかを確認します(軍隊の敬礼姿勢)。 |
| ライトテスト | 腕を高く持ち上げる | 胸の筋肉(小胸筋下間隙) | 胸の筋肉が硬くなり、肩の付け根で圧迫が起きていないかを確認します。 |
ライトテスト・胸郭出口症候群に関するよくあるご質問
検査への不安や、施術で期待できる変化についてお答えします。
Q. ライトテストで反応が出た場合、どのように対処すればよいですか?
A. まずは状態を詳しく確認し、適切なケアの方向性を定めます。 ライトテスト等で神経や血管の圧迫が示唆される場合、多くは姿勢の乱れや筋肉の過度な緊張が関係しています。当院では手技による骨格バランスの調整やセルフケアの指導を行い、お身体の負担軽減を目指します。
なお、症状が非常に強い場合や、医学的な判断が必要と思われるケースでは、提携先や近隣の整形外科等への受診をお勧めし、連携して対応させていただくことも可能です。
Q. 「手術が必要な状態」と「カイロで対応できる状態」の違いは何ですか?
A. 当院では、筋肉や骨格のバランスによる機能的な問題を専門としています。 当院の役割は、姿勢や動作の癖からくる神経・血管へのストレスを軽減させることです。一方で、構造的な変形が著しい場合などは、医療機関での精査が必要になります。検査(ライトテスト等)の結果に基づき、当院の施術が適応するかどうかを丁寧にご説明いたします。

